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妊娠中のNG食べ物&飲み物は?正しい知識があれば心配なし

妊娠中に絶対NGのもの、というのは皆さんよくご存知ですよね。「煙草、お酒、薬、風疹、X線」は有名です。他にもペット糞尿なども危険になることがあります。

それでは、食べ物は?皆さんは食べ物が胎児にいい影響がある、悪い影響があるということを考えたことはありますか?具体的にどういった食べ物に、危険な栄養素や食中毒を起こす危険があるのでしょうか。

 

妊娠中のNG【食べ物】

特に気を付けるべきものは、アルコール、カフェイン、水銀、ヒ素、ヨウ素、ビタミンA、そして食中毒になる可能性があるものです。アルコールはお酒に含まれるものですが、食べ物にも含まれることがあります。

例えば、粕漬のようにアルコールや酒精と書かれているものには、アルコールが含まれています。あまり神経質になると醤油も使えなくなりますので、調味料くらいなら大丈夫ですが、チョコレートやケーキなどアルコールがはっきりと感じられるものは避けましょう。

ヨウ素は不足しても甲状腺機能を低下させますが、摂りすぎても低下してしまいます。

成人でも毎日海藻を取ることはあまり良くないとされていますが、胎児にはさらに摂りすぎを防ぐ方がいいので、妊娠中は昆布やヒジキの摂りすぎに注意しましょう。

ヒジキにはヒ素も含まれています。小鉢1杯程度で週に2回程度にしましょう。

魚には水銀がわずかながら含まれています。そのため、厚生労働省ではミナミマグロ、マカジキ、メバチマグロなど1回80gを週に1~2回と制限しています。

ビタミンAはレバーや鰻に含まれていますが、初期に摂りすぎると胎児の形態異常を起こすことがあります。妊娠初期に鉄分が必要とレバーを食べる人がいますが、週に1回までを目安としましょう。

食中毒は一般の人でも危険ですが、妊娠中の女性にはもっと危険になります。特にリステリア菌に感染しやくすく、胎盤を通して赤ちゃんにも影響がでることがあり危険です。リステリア菌は塩や冷蔵に強いため、肉や魚の生を避けて、必ず火を通すようにしましょう。

 

妊娠中のNG【飲み物】

アルコールはもちろんですが、カフェインも妊娠中の女性が避けた方がいい飲み物です。

カフェインは胎児の成長を阻害します。そのためコーヒーなら1日2杯程度にしておきましょう。

あまり意識していない人もいますが、紅茶・ココア・緑茶にもカフェインを含んでいます。ハーブティーも原料のハーブによっては、カフェインを含みます。

烏龍茶は大丈夫とカン違いしている人もいますが、緑茶と紅茶、烏龍茶は同じ茶葉からつくられているためいずれもカフェインが含まれています。

ココアにも含まれていますが、ココアだけでなく原料となるチョコレートにも含まれています。

飲み物だけでなく食べるものでもカフェインを含みます。最近流行っている、ポリフェノールが多く含まれる高カカオチョコレートは、特にカフェインを多く含んでいます。

実際にはコーヒーのカフェイン量はあまり気にするほどではなく、1日に2~3杯飲んでも心配ないと言われていますが、どうしても気になるならデカフェ・カフェインレスのコーヒーを利用すると安心です。

アルコールはダメでも、ノンアルコールビールや甘酒なら大丈夫と思っていませんか?

実は、ノンアルコールと書かれていても、実際にはアルコールが0ではありません。

そのため、ノンアルコールのビールやカクテルでもアルコールを摂取してしまいます。甘酒も同じで、アルコール分を含むものもありますので気を付けましょう。

炭酸飲料は口当たりが言い分、糖質の摂りすぎになります。お母さんの肥満は胎児のリスクにつながります。炭酸飲料はできるだけ避けましょう。

だからといって人工甘味料の入っているゼロカロリーや無糖でも甘い炭酸飲料は、もっと危険ですので、妊娠中にどうしてもすっきりとした飲み物が欲しい時は、麦茶か炭酸水にしましょう。

 

〇もし食べてしまったら?

食中毒の場合は早期に治療をすることが最優先となります。他の食べ物の場合は食べすぎることが危険なことで、少し食べてしまっても絶対にダメというものはほとんどありません。

昆布でもヒジキでもちょっと多く食べてしまったから危険と神経質になってしまって、大切な栄養素が不足してしまったら本末転倒になります。

チョコレートも同じです。チョコレートの食べすぎはカフェインと糖分を大量に摂ってしまうことになります。

しかし、疲労回復効果のある甘い物を全く摂らないというのは、逆にストレスになります。気になるようならミルクチョコレートがおすすめです。

そして、食べてしまってもバランスよく食べることで相殺されるものもあります。ヨウ素は長時間の過剰摂取をしなければ、排泄により調節をするようになっています。カフェインは一緒に牛乳を入れることでカフェインの量を減らすことができます。

 

妊娠中に良い食べ物

妊娠中に絶対毎日摂ってほしいものは、「ビタミンC」です。ビタミンCは免疫機能をアップさせますので風邪などの感染症を予防する働きがあります。

また、毛細血管を丈夫にしますので、血行促進にもなります。

ビタミンCを多く含むものは果物・野菜・いも類です。加熱せずに食べられる果物や繊維を多く含むサツマイモなどをおやつに摂るようにしましょう。

たんぱく質も毎日摂って下さい。牛乳・乳製品、豆・豆製品たんぱく質、カルシウム・リン・マグネシウム、鉄分を多く含みますので、胎児はもちろんお母さんの身体を健康に保つためにも必要です。

味噌は塩分を多く含むので避けるように言われますが、味噌汁は野菜を多くいれることで、ナトリウムとカリウムのバランスをとることができます。大豆たんぱく質も含まれていますので毎日、野菜をたくさんいれた味噌汁を飲むようにしましょう。

摂りすぎは危険ですが、脂質もしっかりと摂らないと骨がもろくなったり細胞膜が十分に作られなくなります。肉や魚に含まれる脂質をしっかりと摂って、骨芽細胞や細胞膜の原料となるコレステロールを摂取しましょう。

中でも豚肉は脂質やたんぱく質だけでなくビタミンB1を多く含み、神経の働きに必要です。

 

まとめ

妊娠中にとってはいけない、と断言できるのは明らかに危険なものだけです。糖質の摂りすぎが怖いからとご飯を抜いたり、脂質の摂りすぎは良くないと、お肉を食べないというのは、必要な栄養の不足に繋がります。

妊娠中に太りすぎることは危険ですが、素人判断のダイエットは胎児の成長を阻害します。小さく産んで大きく育てるなどいう人もいますが、小さく生まれて良いことはありません。

しっかりと必要な身体を持って生まれて、はじめて赤ちゃんは幸せです。そのためにも、毎日3回の食事で、自分の分にホンのちょっと赤ちゃんの分を足した栄養をしっかりと摂ることが大切です。

一番大切なことは「何が良い」「何がダメ」ではなく、何でもバランスよく食べることです。ご飯は1日3杯。卵は1個。豆腐は1/2丁。肉は一切れ、野菜は中皿で5杯分、果物はりんごなら1日1/2個…。

どんなものでも赤ちゃんの栄養になると、好き嫌いなくバランスの良い食生活を心掛けて下さい。